sooon と金本さん
sooon株式会社の代表・金本さんが登場する回。動画では、フリーランスに特化した営業スクール(オンラインスクール)を主事業とする会社の独自性や規模、教育を採用・育成に組み込んだビジネスモデル、経営者一家での生い立ち、兄との創業から上場準備の挫折を経て2社目に至る歩み、そしてお金や仕事への考え方まで、幅広く語られる。
事業 — フリーランス特化の「エンド営業」スクール
動画によると、世の中にはWeb制作・コーディング・デザイン・LINE構築・広告運用などを教えるオンラインスクールは数多いが、そこからマネタイズするための営業を教えるスクールは少ないという。あったとしても制作・マーケティング会社の下請け仕事が多く、単価が低くなりがちだと指摘する。
同社が教えるのは「エンド営業」=社長に直接営業をかける手法。社長に直接営業したい人は多いが、契約や営業の仕方が分からず、お金の問題でこじれることも多い。これを根本から教えられる人は少なく、わざわざWeb会社に経営や営業を学びに行く人もいないため、自身が長年やってきたことを教えていると語る。受講者は1,500人を超え、当初は月額課金だったが現在はプランが変わっているという。
強みの源泉 — 数多くの社長と向き合った経験
動画によると、金本さん自身が20代の頃、サービス業や中小企業を含め3,000人以上の社長と直接話し、マーケティングを実践してきた実績があるという。会社経営の最上流である「仕事を取ってくる(契約・営業・価格設計)」部分を教えることに社会的意義を感じていると語る。営業を極めれば、案件を取ってディレクター的に振る立ち回りもできるため「無敵」になれると話す。
ビジネスモデル — 教育が採用・育成を兼ねる
動画によると、メイン事業のオンラインスクール(WSSクラス)が事業全体の起点になっているという。現在のsooonの社員のほとんどがこのスクールの卒業生で、ビジネスで最も大変な「教育コスト」と「採用コスト」をスクールでカバーできている点が大きな強みだと語る。
マインドや意識が整った状態で入社してくるため、透明性が高いモデルだと話す。YouTubeなどで共感しファンになった人ほど強い気持ちで来てくれて伸びやすく、結果的に収入も増える——「お金だけで来る人はお金で去る」ため、ビジョンや思いで繋がる流れをモデルに組み込むことが大事だと語る。
実績(動画での発言)
動画によると、最近の受講生では「半年で受注総額1,600万円」「1年で4,000万円」といった例もあり、頑張れば1,000万円規模は十分に狙えるという(数値は動画での発言)。売れる商材やサブスクなど安定収益のモデルをスクールに組み込んだ実践型で、営業を踏ん張れば安定収益にたどり着けると語る。社員は5名ほど、業務委託を含めると約50名規模で運営しているという。
集客と売上の「勝ちパターン」
動画によると、集客は広告に頼りがちだが、自社のSNS(YouTube・X)に力を入れることが何より大事だという。SNSをやらなければ広告費も採用コストも上がるだけだと指摘する。スクールの1,500人も広告費ゼロで、X・YouTubeだけで集めたと語る。
売上面では「ショット(単発)」と「サブスク(継続)」の両方を組み合わせるべきだと話す。サブスクだけでは資金がショートしやすく、ショットだけでは毎月新規を追い続けることになり解約・サポートのコストも上がる——このバランスが重要だと語る。
経歴 — 経営者一家とブレイクダンス
動画によると、金本さんは大阪の生まれで、父は長年ひとつの工事関連の仕事を一筋に続ける個人事業主、母方にも経営者が多い「経営者家系」だという。兄・姉を含む3人きょうだいは全員が経営者で、「働く=経営する」という感覚が当たり前だったと語る。母は人に尽くすタイプで、その影響から自分も「人に与えること」が好きだという。学生時代は中学後半から大学までブレイクダンスに打ち込み、球技は苦手だがスノーボードは年に何度も行くほど好きだと話す。
営業会社で社会を知る
動画によると、最初の就職は営業会社だったという。大手の通信系営業会社に中途で入社し、入って間もなく東京での合宿に送られ、夜中まで続く厳しい研修に「これが社会か」と衝撃を受けたと振り返る。その後も通信系の営業会社(機器販売や光回線の営業)で経験を積んだという。経営者家系で育ったため「このままでいいのか」という迷いは一切なく、いつかは経営する前提の下積みだと考えていたと語る。
兄との創業 — 80万円からの船出
動画によると、最初の会社は兄から誘われて立ち上げたという。資本金は自分と兄が40万円ずつ、計80万円で、設立当日から倒産の危機というスタートだった。Web編集ツール(CMS)を販売する代理店から始め、撤退する開発会社が残した大阪・四つ橋の事務所(契約残り3か月)を引き継いだという。
3人で立ち上げたが、80万円では全員の給料は出せず、金本さんは無給で平日も土日もテレアポ、兄は土日に式場で働くなどして食いつないだと語る。1か月テレアポを続けてようやく取れたアポで初めての契約・入金(本来200〜300万円のものを当時40万円で販売)が決まったが、最後のクロージングは兄が担ったため「自分が1か月頑張ったのに」と嬉しさと悔しさが入り混じった、忘れられない出来事だと振り返る。
上場準備とその挫折
動画によると、その会社は最終的に80名規模・10チームほどに拡大し、証券会社の監査も入って上場準備を進めたという。しかし、ある大企業の労働問題をきっかけに労務管理が一気に厳しくなり、ベンチャーらしい自由さが失われて営業メンバーの士気が下がったと語る。上場後のビジョンを掲げていたぶん、それが叶わないかもしれないなかで売上も立てねばならず、この時期が最も辛かったと振り返る。採用計画がうまくいかず、教育コストが急増したことも、上場を断念した大きな理由だったという。
2社目で見つけた自分のやり方
動画によると、最初の会社では兄のビジョンに乗り、COOとしてその道を「綺麗に走らせる」役割に徹していたという。これに対し2社目のsooonでは自分がビジョンを描く側になり、自分のビジネスモデルや経営のやり方がはまって「波に乗っている」と語る。前の会社で断念した採用・教育コストの課題を、スクール起点のモデルで解決できたことが大きいと話す。
資金とお金の考え方
動画によると、資金調達で困ったことはないというが、「来期のためにお金をどう使うかという発想が出ないのは経営者としてまだ課題」と自省する。そのうえで、資金調達は「信用を増やすため」に積極的に行うべきだと語る。日本は税金が高いため、サブスクで2〜3年ならして利益を来期に回す——ショットでバンバン稼いで使い道に困り高級品に走る思考は意味がない、と話す。未来に必ずお金が入ると金融機関に示し、「貸したい」と言われる状態を作っておくこと、キャッシュがあるうちに借り続けておくことが大事だと語る。
仕事観・健康・満足しない理由
動画によると、経営者として絶対にやるべきはビジョンを描き本気で掲げること。ビジョンが迷うと社員のモチベーションもマインドも下がると痛感したという。あわせて30歳を超えて「体が資本」と実感し、自分の体に最もお金をかけていると語る。また「満足することは現状維持」であり、世の中が進化し続けるなかで満足に長居すると、ふと我に返ったときに後悔が生まれる——だから絶対に満足せず、常に上を目指し、自分も周りも楽しくしたいと話す。
なお、撮影前後には、信頼していた相手をめぐるトラブルがあり会社の体制を見直していることにも触れているが、本人は「人を信用しすぎた自分の経営ミス」と受け止めていると語る(第三者を特定する記述は編集部の判断で控えています)。
目標 — 地域活性化から観光業へ
動画によると、Webマーケを始めた根っこには「人の笑顔を見たい」という思いがあり、シャッター街やコロナ禍の光景が悲しかったという。スクールを作った理由のひとつも「Webマーケを安価に提供できるようにして、受講生に地元の飲食店や医院などを助けてほしい」という願いだと語る。最終的には観光業をやりたいといい、古民家のリノベーションや、経営の苦しいホテルの再生(ペットと泊まれる宿など)をWebマーケで広げていきたいと展望を語る。
視聴者へのメッセージ
動画によると、金本さんは「地域を活性化させるために皆の力が必要で、そのためにスキル・知識・営業力・交渉力が求められる」と語る。これからの世の中は大変になるからこそ、今動くかどうかで1〜2年後の差は大きく開くという。大きなビジネスを目指さなくてもよく、スモールビジネスでも根幹を学び、人に伝えるスキルを身につけてほしいと呼びかける。
まとめ
動画では、フリーランス向け営業スクールという事業の裏にある、経営者一家での生い立ち、兄との創業と上場準備の挫折、そして教育を採用・育成に組み込んだ独自モデルへの到達が、率直に語られる。お金・信用・健康への考え方も含め、2社目だからこそ見えた「自分のやり方」が伝わる回となっている。
本編
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