HR Tech Management と留岡さん
HR Tech Management株式会社の代表・留岡さんが登場する回。動画では、「人が活躍する舞台を作り続ける」を掲げた採用の代行・コンサルティングのしくみ、独自の受注基準、フランスの料理人から起業に至った歩み、キッチンカーや美容室での挫折と再起、そして「本質を見誤らない」という経営観まで、幅広く語られる。
事業 — 採用を一気通貫で支える
動画によると、多くの採用支援会社は「求人媒体を売る」「求人票を最適化する」「SNSを運用する」「人事を代行する」といったスポット型のサービスを提供しているという。これに対し同社は、ゼロから戦略を設計し、採用から定着までを一気通貫で引き受けられるのが強みだと語る。ただ人を採るだけでなく、採用前の要件設計と、入社後に活躍・定着するところまで伴走すると話す。
「やばい会社は断る」基準と「通訳」の役割
動画によると、留岡さんは「魅力のある会社」でなければ依頼を受けないという。定着しない会社でいくら採用しても、入った本人が辞めてしまい誰も幸せにならないため、価値を提供できる仕事しか引き受けないと語る。依頼が多いなかでも断ることがあるという。従業員一人ひとりが今後どうしていきたいか、会社がどう伸びたいか——その両者を「通訳」のように橋渡しできれば離職率は改善する、という考えを示す。
規模と拠点
動画によると、HR Tech Managementは2期を終えて3期目、売上は約3億円規模だという。人件費が原価となるコンサル型のモデルで、社員は20名ほど。本社は東京・恵比寿、大阪・南森町にも拠点があると語る。
コンサルの哲学 — 強いチームに乗る
動画によると、留岡さんは尊敬するコンサルタントから「うまくいっている(もしくはうまくいくと分かっている)会社に入ればコンサルは成功する」という考えを学んだという。野球で甲子園を目指すなら強いチームに行く、という例えで、創業者の思いが強く伸びる会社を見極めて支援していると語る。
経歴 — フランスの料理人から
動画によると、留岡さんは兵庫県の生まれで、父の転勤で千葉・茨城・東京などを回り、中学・高校時代は茨城で過ごしたという。クラスのどのグループにも属さない「群れないタイプ」だったと振り返る。最初の仕事は料理人で、19歳でフランスに渡り、現地で働いた。最初に任された業務は「先輩の自転車の掃除」だったといい、料理とは程遠いところから始まったと笑う。
帰国後、日本の縦社会的な働き方に強い違和感を覚え、「自分で起業するしかない」と考えたのが22歳ごろ。周囲とうまくやれず、自分の考えが通らないことへの苛立ちが独立の引き金になったと語る。
起業の決断と「セブンイレブン理論」
動画によると、最初はキッチンカーで起業し、車の購入などに200万円ほどが必要だったという。返せなかったらどうしようと一度は不安になったが、「もし全額失っても、頑張ってアルバイトをすれば数年で返済できる」と具体的に計算して腹をくくった——これを留岡さんは「セブンイレブン理論」と呼ぶ。実際に起業1年で一度失敗し、その後数年かけて返済したが、「人生が終わるわけではない」と実感したと語る。リスクを自分で計算してから踏み出す姿勢がうかがえる。
キッチンカーでの船出
動画によると、キッチンカーの初日は、まだ場所が整備されていない時代で、オフィス街(水天宮)のタワーの前に車を停めて販売したという。見知らぬ会社員が初めて買ってくれた650円の弁当を、今でも忘れられないと振り返る。原価は材料費で35%ほどだったという。
最大の挫折 — 美容室事業
動画によると、キッチンカーが軌道に乗ったのち、美容室事業を複数店舗展開したという。地元の同級生と資金を出し合って川崎・横浜・目黒などに出店し、十数名を一気に雇用。とくに目黒の店には3000万円ほどを投じたが、新しく採用したメンバーをめぐる人間関係のトラブルがきっかけで、中心となるはずだった美容師がオープン直後に辞めてしまい、自分は施術ができないため売上も立てられず「終わった」と感じたという(第三者に関する具体的な描写は編集部の判断で控えています)。
追い込まれるほど良いアイデアが出るといい、そこから事業を立て直したと語る。その後、いったん辞めた美容師の一人が戻ってきてくれ、その人に事業をM&Aで譲渡したという。毎月の利益が出ていた店だったが、新事業に集中したかったことと感謝の気持ちから「無償で」譲ったと話す。
ビジネスモデルへの到達
動画によると、レストランや美容室といったサービス業は「人がいないと回らない」業態であり、採用するだけでなく、活躍してもらうためのマネジメントやリーダーシップが極めて重要だと痛感したという。それをHow-toで回してもうまくいかないため、その課題に対するソリューションを提供するのが、現在のHR Tech Managementの事業につながっていると語る。自身も多くのコンサルを受けてきたという。
仲間の集め方
動画によると、コアメンバーは前職からついてきた人が中心で、「起業する」と言ったら「自分も行きたい」と加わってくれたという。役員の一人は、もともと家が隣の「ご近所さん」で、一緒に食事や飲みに行く仲になり、起業の話から「俺も行くわ」というノリで加わったというユニークな経緯も語られる。それ以外の社員は求人を通じて集めたという。
働き方と経営観
動画によると、留岡さんは「会社で一番カレンダーがスカスカなのが自分」だという。社長が忙しいほど従業員の給料は上がらず、社長が抜けないと従業員に権限や責任、ポジションが生まれない——という考えから、あえて「暇」にしていると語る。経営者として意識しているのは「本質を見誤らないこと」。売上や競合に勝つことは手段の一つにすぎず、「何のためにやっているのか、どうありたいのか」を毎日問い続けることを大事にしていると話す。お金のためだけの起業は推奨しないとも語る。
展望と視聴者へのメッセージ
動画によると、留岡さんの展望は二つ。一つは、今の会社を「ここで数年働いた経歴があれば、どこでも採用したいと思われる」ような“登竜門”的な会社に育てること。もう一つは、40代に入り「何をやったか」を考えるようになったことから、日本の子ども世代に向けた事業を最後に手がけたいという思いだという。
視聴者へは「人生は挑戦するか棒に振るかの二つ。絶対にやったほうがいい」とメッセージを送る。高齢になってからの後悔で最も多いのは「チャレンジしなかったこと」だという統計を挙げ、新しいことに挑戦している時こそ人は成長を実感できると語る。自身の裏テーマは「エモさ(大人の青春)」だといい、日常の中(たとえばコンビニ)でいつもと違う振る舞いをしてみることから、新しい一歩は始まると話す。
まとめ
動画では、採用を一気通貫で支える事業の中身に加え、料理人からの転身、キッチンカーや美容室での挫折と再起という波乱の歩み、そして「本質を見誤らない」「エモさを大事に」という留岡さんの哲学が描かれる。人の活躍を何より喜びとする姿勢が伝わる回となっている。
本編
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