テクニケーションと西田拳さん(にしけん)

株式会社テクニケーションの西田拳さん(にしけん)が登場する回。動画では、SES(システムエンジニアリングサービス)を主軸にした事業の全体像や、決算を公開する透明経営、数字に基づく成長戦略、そして生い立ちまでが語られる。

SES事業の全体像

動画によると、各社のシステム開発ニーズに対して自社の正社員が支援するSESが主な事業。アプリ開発だけでなく、サーバーやネットワークの設計・構築、データセンターでの機器作業まで手がけるという。逆算がしやすいビジネスモデルだと説明する。

決算を公開する「透明経営」

動画によると、西田さんは自社の決算をホームページで公開しているという。理由として、最初に就職した会社が決算を公開しており、「ちゃんと利益が出ている良い会社だ」と感じて入社した自身の経験を挙げ、透明性を打ち出したいと語る。

数字で見る成長

動画によると、売上は前期で24億円弱、今期は32億円ほどを見込むという(数値は動画での発言)。販売管理費では人件費が最も大きく、次いで採用のための広告宣伝費。前期は採用に積極投資したといい、銀行とのコミットメントライン契約(必要時に融資を受けられる枠)を備えとして活用している点にも触れる。労働分配率が高く、給与が売上に占める割合が大きいことも語る。

組織 — 400名規模の体制

動画によると、社会保険加入の社員はおよそ410名で、オフィスに常駐するのは20名ほど。多くはクライアント先やデータセンターなどで作業するクライアントワークだという。バイク好きで、ニューヨークから輸入した車両に乗っているといったライフスタイルも紹介される。

生い立ちと「内気な少年時代」

動画によると、生まれは滋賀県彦根(自身も最近知ったという)、育ちは千葉県浦安。母子家庭で育ち、母と妹との3人家族だったと率直に語る(家庭の事情は本人が語った範囲にとどめています)。小学生までは友達に誘われて過ごしていたが、中学で知り合いがいなくなり「自分から動かないと接点を持てない」と気づいたものの、プライドから声をかけられず内気に過ごしたと振り返る。

インターネットとの出会い

動画によると、西田さんが学生時代に夢中になったのはインターネット。2000年前後、まだ一部の人のものだった時代に匿名掲示板に親しみ、好きだった格闘ゲームの攻略サイトを自作していたという。こうした“原体験”が、後にシステムの知識として役立ったと語る。初めて稼いだのは高校時代のコンビニのアルバイトで、その後、好きな洋服を集めてネットオークションで「買った時より高く売る」差額を得た経験から「人によって物の価値が違う」=資本主義を理解したと話す。

「腹落ちしないとできない」性格

動画によると、西田さんは「自己肯定感が今もない」と率直に語る。アルバイトを首になった経験(マニュアルの接客の必要性に納得できず従わなかった)などから「正社員として雇ってくれる会社はない」と思い込み、就職をしなかったという。一方で「人との差を理解しているから走り続けられる」とも語り、その自己認識が原動力になっていると話す。

27歳での再就職と営業の学び

動画によると、大学卒業後すぐに起業したが4年ほどうまくいかず、27歳でハローワークへ。「月給50万円以上」で検索して出てきたのが「トラックの運転手」と「システムエンジニア」で、後者の会社がホームページに決算書を載せていたことに惹かれて応募したという。配属されたのは営業職で、SES事業の橋渡し(顧客のオーダーに自社のエンジニアを提案・受注)を1年2か月担当。中学時代に培ったIT知識が生き、「営業はビジネス全体の解像度が上がる」と振り返る。

ビジネスモデルのキー — エンジニアに選ばれる会社

動画によると、SESの肝は「優秀な技術者をいかに集めるか」。エンジニアに選ばれる会社になるため、待遇やキャリア、労働環境を整え、他社より労働分配率を高く設定して「ここで働くメリット」を作るという。それによって人が集まれば、顧客も「この会社と取引するメリットがある」と感じ、また別の魅力づくりに回せる——という好循環を「ぐるぐる回している」と語る。従業員を大切にする姿勢がビジネスモデルそのものに組み込まれている。

起業 — 公園のブランコから

動画によると、起業の初日は、西新宿の公園のブランコに座ってパソコンを広げ、社内の管理システムを作っていたという。オフィスを借りる資金もなく、現在の取締役とともに公園や駅の片隅で準備を進めたと振り返る。会社設立は2019年11月で、現在7期目。当初は「100名規模になれたら」と考えていたといい、400名超は予想外だったと語る。

泥臭い営業で築いた基盤

動画によると、2020年初頭に業務を本格スタートさせると、同業他社へ「協業させてください」というメッセージを1日50件ほど送り続けたという。50件で10社ほどが返信し、5社ほどとやり取りができる——これを1年あまり続け、SES事業の会社(国内に約1万社あるとされる)のほぼ全体にアタックして、幅広いパイプを築いたと語る。最初の売上は、知り合いのフリーランスを、より上流の工程で活躍できるよう橋渡ししたことだったという。

まとめ

動画では、内気な少年が「腹落ちしないと動けない」性格ゆえに就職をあきらめ、4年の試行錯誤と営業経験を経て、公園のブランコから400名規模のSES企業を築いた西田さんの歩みが描かれる。決算公開という透明性と、エンジニアを大切にする経営姿勢が伝わる回となっている。

本編

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